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高大連携講座・地域連携講座(未来探究講座)2日目(12/16)

こんにちは。探究推進課です。昨日に引き続き、高大連携講座・地域連携講座(未来探究講座)第2日目、12月16日(月)13:45~14:55に実施した4つの講座についてお伝えします。

12/16に実施した講義

①スマホで宝探しゲーム

【講座の概要】
 スマートフォンのGNSS(GPS)センサーを利用したWebアプリは、比較的簡単に作成できます。本講義では、その技術を応用した宝探しゲームを体験していただきます。さらに、位置情報システムが社会でどのように役立つかを、みんなで考えデザインしていきます。なお、学校に携帯電話を持ってきていない中学生は、高校生や携帯電話を使用できる中学生と協力しながら取り組む形になります。

講義の様子

【生徒の感想】

  • 今まで、勉強する意味が分からなくなった時もたまにあったけど、今日「人の幸せのため」に勉強をするということを学びました。それによってこれから活動などをする時は、自分の得意な分野で、人の役にたつことを考えて行動したいです。そして、様々な人の視点からその人のことを理解してあげたいです。今回の講座で情報の管理について少し興味が出ました。(中1)

  • 体を動かしつつ、技術の凄さを知ることが出来た。「近づいたら情報が出る」という技術は日常生活の様々な場面で用いられていると思う。身の回りの技術に関心を持って生活したい。(中3)

  • 自分の身の回りの環境がどのような社会貢献によって行われるのかよく分かった。自分の選択肢を広げることにもつながったと思う。(中3)

  • プログラミングは、学生でも簡単に作ることができると学んだ。利用者の状況・環境を理解し、相手意識をもつことが大切だ。(中3)

  • 自分はこれまで自分のための勉強だと思っていたがこの講義を聞いて、誰かの幸せのために勉強をして、社会の役に立つ人になりたいと考えた。(高1)

②解明・オーロラの謎

【講座の概要】

 「みなさんはオーロラを見たことがありますか?」オーロラといえば、高緯度の地域特有の現象で、夜空に美しい光のカーテンが見える、そう思っている人も多いと思います。ですが、今年5月11日には、岩手県でも観測されました。本講義では、オーロラについて研究をされている講師の先生より、オーロラの仕組みやオーロラが生じる仕組みについて話していただきます。

講義の様子

【生徒の感想】

  • 面白かったです。酸素の原子でできていることを知ったとき、高校やこれからも、中学校や小学校で学んだことは生かされるのだと分かったので、これからはもっと勉強を頑張って、未来の自分のためにがんばっていきたいと思います!(中1)

  • オーロラが起きる理由について詳しく知ることができた。オーロラが起きる原因が太陽であり、他の惑星でも起きるところがあると知りびっくりした。原子の仕組みについて興味が湧いたため今後色々調べてみたい。(中2)

  • 今まで全くオーロラなどの天文学に興味がなかったが、友だちに誘われて来たら意外と電子や磁石などの理科で習ったことを使っていてとても身近に感じた。天文学はとても難しいけど少し興味が湧いた。(中2)

  • オーロラの知識はある程度あったけれど、オーロラが加速しているのは初めて知ったし、太陽の黒点の形成などもプラスアルファで知ることが出来て楽しかった。放射線などの事についてももっと知りたいと思った。もともと理科に対する興味がいちばん強かったけど、今回の講義でより一層強い興味を持つことが出来た。(高1)

  • オーロラは異常現象のような印象があったが、仕組みがしっかりあることを学んだので、印象が変わった。また、オーロラとは、地球だけの現象だと思ってたが、太陽の影響があると知り、物ごとの結びつきを感じた。(高1)

③環境にやさしい化学(グリーンケミストリー)


講義の様子

【講座の概要】

 衣類や薬など多くの製品およびその化学原料が石油から化学合成されています。限りある石油資源を有効に用いるための効率的な合成法の開発と共に、環境や人体への負荷を大きく下げる手法の開発も進められています。高温高圧状態の水と二酸化炭素を有機溶媒や酸および塩基の代替として用い、環境と人体への負荷を大きく低減するグリーンケミストリーについて紹介します。

【生徒の感想】

  • もともと環境に優しいということに興味があって今回の講座を受けさせていただきました。とても分かりやすいお話でよく理解することができました。今回特に記憶に残ったお話が3つあります。1つ目は、ライオン株式会社さんのお話で、洗剤に欠かせない界面活性剤の分子の性質を応用して薬にも洗い物で言う油のような分子があることから、効きが速い頭痛薬バファリンを開発したと伺って科学分野の可能性の広さを大いに感じました。2つ目は、分子についてのお話で1個の分子でも2つの性質を持っていて、無限につながっていくということに面白さを感じました。また、超臨界状態においては分子の集まりの数によって向こうにある白い光源の色が何色にも変化し、動き方も気体のように活発に動いて更にものを溶かす性質があり、気体と液体の密度が同じになっていてこの状態をクラスターというのもとても興味を持ちました。3つ目は、化学そのものについてで、化学はものづくりの学問でこれを学ぶことで各方面で活躍することができ、多彩な就職先があると聞いてとてもびっくりしました。正直今まで化学にはあまり興味がありませんでしたが今回受講して、色々な選択ができることと今回の話を聞いて特に分子の話がとても興味が湧いたので、将来の職業の候補や大学を選ぶときに役立つ良い機会だったと思いました。(中1)

  • 学校の授業で聞いたことのあることが多くて、聞いていて理解しているのを感じて楽しかった。たとえがわかりやすくて頭の中に簡単に入っていた。(中1)

  • とても面白かったです!!!今回の講座で自分の将来の明確化や勉強に対するモチベーションがぐんとあがりました。白井先生がまた本校で講座をされる場面があったらぜひ受けたいです。(中2)

  • 自分は将来薬をつくる仕事に就きたいなと思っていたので、薬学部じゃなくても化学から企業で薬をつくれることを知ったからとてもためになった。(高1)

④[1]女性だからこそ伝えたい:理工学を学ぶ意義と未来、[2]高専7年間を振り返って、[3]工学で広がる未来:挑戦と学びの学生生活

本校で実施している一関工業高等専門学校との連携講座「初めての発明にチャレンジ」にTAとしてお手伝いいただいた専攻科の学生さんなど、理工系の研究をされている学生さんから、直接、理工学のどんなところに魅力を感じているのか、どのような学生生活を送っているのか等、さまざまなお話を伺うことで、中高生の皆さんが理工系の分野やキャリアについての理解を深めるために、新たに実施した講座です。

【講座の概要】

[1]学生会活動、海外留学、数々のコンテストへの挑戦、女子学生団体の設立――これらの経験を通じて培った「効率的な時間管理法」および、これらの経験から気付いた「学ぶことの本質的な意義」と「グローバルに活躍できる工学の魅力」についてお話します。
[2]「高専に入学したきっかけ」から「現在取り組んでいる研究内容」まで、7年間の高専生活で培った知識と経験をもとに、「理学」と「工学」の違いを学生目線で考察し、理工学分野を学ぶ楽しさ・面白さ・魅力についてお話します。
[3]DCONに出場し3位入賞した経験から、工学の面白さと「挑戦することの価値」についてお話します。

【生徒の感想】

餘目さんの講義の様子
冨田さんの講義の様子
田中さんの講義の様子
  • 理工学に対するイメージが大きく変わった。3人の学生さんは全員学ぶことを楽しんでいて、最初はなんとなくで始めたことがやりたいことに変わり、将来像につながっていくというイメージをもてた。自分が考えている学科についてアドバイスをもらえたし、より将来について情報を集めたいと思った。(高1)

  • 工学部に興味を持ち始めたところでこの開催されたのでとてもタイムリーだった。女性の目線で、何が魅力か、生きやすいかなどを教えて貰ってとても楽しかった。薬の開発に携わりたいので、そのあたりの実験系について聞けて嬉しかったしよりやってみたいという気持ちが高まった。(高1)

  • 今回は今まで詳しく知らなかった理工学のについて知ることができました。理工学は実験や研究が多く、少し固い印象がありましたが、自分が学びたいことを追求していき楽しくできることが分かりました。勉強面でも無理に苦手なことを得意としようとせず、自分にあった方法で勉強していくことが大切だとわかりました。(高1)

  • 大学に進学したいと改めて思った。頑張れば頑張るだけ人生が豊かになるのかなと感じた。挑戦や努力をもっとして、より自分の人生を楽しくしたいと思った。(高1)