音楽部の定期演奏会が開催されました
岩手県立一関第一高等学校・附属中学校音楽部の第57回定期演奏会が、7月28日(日)、一関文化センター大ホールで開催されました。
顧問が弾くピアノに乗せて軽快に唄う校歌と、音楽部歌としてずっと歌い継がれてきた「わが歌」で幕が上がった後、第Ⅰ部ではコンクール曲を中心に、クラシカルな曲が続きました。
英語による黒人霊歌「Deep River」や、マジャール語(ハンガリーの言葉)の2曲を演奏後は、岩手県合唱連盟60周年記念曲の「うた」を情感たっぷりに歌い上げました。
第Ⅱ部は「Change!」と題した生徒ステージでした。桃太郎・かぐや姫・金太郎・浦島太郎という昔話の主人公たちが、自分の物語に飽きてしまい、物語世界を交換したら、、、というストーリーに載せてポップな曲を演奏していきます。
3年生4人が、次々に役を変えながらスピーディに展開するドラマ(コント?)では客席の爆笑を誘いながら、曲はしっかりと聴かせてくれる楽しい舞台でした。
第Ⅲ部では、音楽部の大先輩でもある黒川祥子さんをピアニストに迎え、混声合唱とピアノのための「みやこわすれ」を時にしっとりと、時に激しく歌いあげた後は、今回の特別企画「OB・OG合同ステージ」でした。
コロナ禍等もあり、少人数での合唱が当たり前になってしまった今、かつてのような大人数での響きを伝えていきたい、という前顧問の千葉英二先生の思いに賛同して集まっていただいた多くのOB・OGの方々と、総勢およそ100人で「わが歌」「こころようたえ」を演奏し、本編の最後を飾ったのは多くの人に親しまれている「大地讃頌」でした。
大人数での迫力ある歌声に、大きな拍手とアンコールの声がかかると、一転して3年生4人でのコーラスを披露、続けて星空をバックに「見上げてごらん夜の星を」を部員全員で歌います。
その歌に乗せながら部長が「100人でも、4人でも複数で歌う限り合唱は合唱です。私たちはこれからも歌を愛し、合唱の魅力を伝えていきたい」と挨拶すると会場からは大きな拍手が起こりました。
アンコールの最後は再び軽快な校歌で、およそ2時間の演奏会を終了しました。ご来場いただいたおよそ500名の皆様、大変ありがとうございました。