高志探究Ⅰ『フィールドワーク』その3
こんにちは!一関一高の探究推進課です。
今回は令和6年6月25日(火)に行われた、高校1年生の高志探究Ⅰ『フィールドワーク』の3つめのコースの紹介です。
今回紹介するのは、「地域・生活環境」コースです。訪問先は一関清掃センターのリサイクル施設と一関にあるニッコー・ファインメック株式会社です。ゴミや廃棄物をどう処理しているのか、どうやって資源を再生させているのか、自治体と企業という2つの立場からの取り組みやアプローチを学ぶことができるコースです。また、このコースの内容は保健体育の「環境衛生に関わる活動」についての学習内容に関わっています。
移動距離が一番長いコースなので、各施設1時間の滞在でした。でも、たくさんのものを見てきたようです。
ゴミはただ焼却しているだけなのかと思いきや、その前にはかなりの人の手が入っていること、処理場の老朽化を防ぎ長く使うためにいろいろな工夫をしていることを学びました。
その後ニッコーファインメック株式会社へ。
ニッコーファインメック株式会社は今年度新たに訪問をさせていただいた研修先でした。非常にお忙しい中、一関一高の訪問を受け入れてくださって本当に感謝です。
ニッコーファインメック株式会社では、小型家電製品から使える金属を取り出して再利用する取り組みを紹介していただきました。
東京オリンピックは使用済みとなった携帯電話・パソコン等の小型家電から
多くの有用な資源を取り出し、その資源を使ってメダルなどを作っています。コロナでそうした話題にまで触れる機会は少なかったように感じますが、SDGsの理念がちりばめられた大会であったことも感じることができたのではないかと思います。
以下、生徒の感想です。
▶資源の不足が叫ばれる中、いかに今地上にある金属を循環させて使っていくかが肝要だと感じた。また廃棄物もセメントなどに使える便利なものだと知ってゴミを価値あるものにできるかは私たちの行動にかかっていると思った。
▶今回のフィールドワークでは、ゴミの多さや分別についての一関の課題を知ることが出来ました。また、ゴミが多いと最終処分場の容量が無くなり、ゴミを燃やさなければならなくなることで、地球温暖化にも影響が出ることや、分別をしないと、リサイクルできるごみを資源にしないまま埋め立てられてしまうなど、ゴミの減量や分別をすることの重要さを詳しく知ることができました。このことを自分でも意識していき、周りの人にも伝えることでより多くの人々で実践したいと思えました。