高志探究Ⅰ『フィールドワーク』その2
こんにちは!一関一高の探究推進課です。
今回は令和6年6月25日(火)に行われた、高校1年生の高志探究Ⅰ『フィールドワーク』の2つめのコースの紹介です。
今回紹介するのは、「治水・防災」」コースです。訪問先は国土交通省一関防災センター・北上川交流館あいぽーとです。そして、地理総合で学習する「さまざまな自然災害と防災」の学習内容に関わるコースでもあります。
一関市は昔から水害が多いです。本校でも水害に備え垂直避難訓練を行っています。水害を減らすために、一関市では70年以上をかけて公共事業に取り組んでいます。その一つが一関市の遊水地事業です。
これを書いている筆者も昨年度は遊水地という言葉をよく知らないまま参加したコースなのですが、行ってみて遊水地事業のすごさに驚きました!治水について、そして遊水地事業の概要について知り、実際の水門を見て、さらに遊水地の地権者の方々のお話を聞くことができる、盛沢山のコースです。
まず、遊水地についてのお話を施設の方々からうかがいます。
そして大林水門の見学、施設見学。
あいぽーとは小学生や中学生のときに校外研修で訪れた人も多いのですが、改めて訪れて新たな発見をする生徒も多かったようです。
以下は生徒の感想です。
▶治水や防災について他の分野やSDGsと関連させながら教えていただき、とても興味深かったです。実際に一関市に住んでいても知らないことについて学べたので地域への理解が深まった。フィールドワークを通して見つけた地域の課題を解決するために自分には何ができるのか考えたい。また、疑問に思ったことや他分野との関連について調べたい。
▶実際の体験をもとにした説明が印象に残りました。地理の学習と関連付けながら講話を聞くことや見学することができよかった。災害を防ぎ、被害を最小限にする大切さを地権者の方の講話から学んだ。
ちなみに、後日JICAの「中南米12か国の防災担当行政官が北上川の治水事業を学ぶ~JICA研修員が北上川学習交流館と大林水門を訪問~」の企画にこのフィールドワークのコースに参加した生徒たちが参加しました。
中南米なので、スペイン語と日本語が入り混じる中、交流が行われました。
フィールドワークからより内容を深めたことと思います。