
【中3高1】中高合同課題研究 その4:いよいよ発表会が近づいてきた
こんにちは!一関一高の探究推進課です。
中学校3年生、高校1年生の合同課題研究も残すところあと少し。
1ヶ月後には高校2年生普通科と一緒に成果発表会を控えています。
と、いうことでこの日は合同課題研究を進める横で、ポスター作成ガイダンスも開講です。研究の時間が少ない合同課題研究なので、研究グループ全員で聴きに来てもいいし、研究を進めるチームとガイダンスに参加するチームの二手に分かれてもいいよ、というスタンスで進めました。
今回の合同課題研究のポスターフォーマットはこちら▼
昨年度まで合同課題研究は手書きのポスターでした。でも、今年度から1人一台端末が導入されたこと、そして今後に生かせるように、と検討してパワーポイントでの作成を決めました。

“研究が完成していなくても、まとまりを持った発表ができるように“というコンセプトで作成したのがこのフォーマット。中間発表などにおすすめです。研究の質の向上につながるように、研究動機=興味・関心をちゃんと書くことがポイントです。
本校の中間発表などを見ていると、よく「なぜこの研究をしようと思ったの?」と助言指導の先生方が丁寧に聞いてくださって、「それだったらもっと〇〇を調べてみると面白いよ」「調べ方はこうしたほうがいいよ」とアドバイスをしている場面に出くわします。研究の動機は本当に大切だなぁと思います。

さて、それを踏まえてガイダンス。
今回は筆者が学部1年の時にレポートで書いたネタ、小野小町「思ひつつ」歌を使って、ポスター発表の見本を提示して、生徒の皆さんに発表の工夫、ポスターの構成の工夫を分析してもらいました。

そして、下にあるのがガイダンスで使ったスライド資料です▼


実は、10月の最後に合同課題研究をしてから、この日の合同課題研究まで1ヶ月の間がありました。その間、中3生は修学旅行へ、高1は模試に後期中間考査にと、いろんなイベントを乗り越えてきました。
「え!?あと2回で発表会??」という衝撃が、この日の初めの時間に生徒(実は教員にも?)に広がっていましたが、焦りと共に研究もスパートに入ります。一瞬職員室に来て活動場所に戻るつもりだったのに、いろんな生徒に質問や印刷等々で捕まってなかなか戻れない教員、質問紙の詰めに入る生徒、まず自分たちを対象に実験します!と言う生徒、実験の条件がそろえられない!と焦る生徒とそこにアドバイスをもらえるように発表すればいいと落ち着かせる教員。みんな必死です!ちなみに、1ヶ月の間にコツコツと研究を進めたグループもいます。
「学会間近の研究室っぽくなってきたな」と思いながら、「ポスターの〆切だけは守ってくれよ」と思う筆者でした。
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